麻布十番に、「赤星とくまがい」という日本酒バーがあります。
ホームページはこちら。
お店の名前は、酒ソムリエの赤星さんと、シェフの熊谷さんに由来しているようですね。阪神ファンであれば、少し反応してしまいそうな名前です。
場所は麻布十番駅すぐ、このあたり。
エレベーターでビルの7階まで上がり、お店に入ると、すっぽん君(?)がお出迎えしてくれます。マスコットキャラクターなのか、それとも食材なのか。
コースメニュー
このお店、基本的には13,000円の日本酒ペアリングコースを注文します。
※ 一休のサイトをみると、12,000コースもあるようです。
自分は8月に訪問しましたが、コース内容はこんな感じでした。
- 北海道高畑さんの白トウモロコシと酒粕の冷製クリームスープ
- レア鯵フライ~梅とオリーブのソースで~
- 蝦夷鹿ハツのタタキ
- 産地直送刺身三点盛り
- 北海道産真鱈と岩牡蠣、夏野菜の出汁をかけて
- 雪降り和牛の炭火焼き~ウニと大葉のソースで~
- ワタリガニの生そうめん
- 本日のデザート
高畑さんは誰だかわかりませんが、期待が高まります。
なお、「ワタリガニの生そうめん」を除き、お料理は全て日本酒とペアで提供されました。
珍しい日本酒の数々
それでは、お料理とペアで頂いた日本酒にフォーカスして、順にご紹介させて頂きます。
なお、このように、予めテーブルに日本酒のグラスがセットされており、コースが進むにつれて順々に注いでもらえます。
讃岐くらうでぃ
一品目の冷製クリームスープと一緒に提供されました。こちら、香川県丸亀の名物である骨付鳥に合う、グビグビ飲める日本酒として開発されたものだとか。
麹は白麹で、酒蔵(川鶴酒造)基準では麹が3倍使用されているそうです。
☆【日本酒】川鶴(かわつる) 本醸造 讃岐くらうでぃ 1800ml
御慶事
鰺フライは、「御慶事」という茨城県古河市のお酒とペアでした。酒蔵の青木酒造は「心があたたかくなる酒」を目指しているそうです。
出てきたのは「御慶事 純米吟醸 Light」という数量限定の銘柄でした(下のリンクと少し違い、ラベルはGOKEIJIとローマ字)。
ささまさむね
福島県喜多方市にある笹正宗酒造のお酒で、色々なラベルで発売されているようです。今回、蝦夷鹿と一緒に出てきたのは、「ささまさむね 純米酒 夢の香」でしょうかね(?)。
なお、漢字でガッツリ「笹正宗」と書くと、武将感が出ます。やわらかさが全然違いますね。
鳳陽
産地直送のお刺身と出てきたのは、鳳陽というお酒。鳳が行書体になっていて、一見して読めません。鳳は、おおとり・ホウですね。鳳凰のホウです。
調べてみると、宮城の地酒のようです。お刺身が産地直送とのことですが、宮城産なんですかね。
伊乎乃
真鱈と岩牡蠣と一緒に出てきたのは、新潟県の伊乎乃(いおの)というお酒。なんでも「名脇役」を目指して作られたお酒だそうです。
伊乎乃(いおの)とは、新潟県の魚沼あたりが、昔はそう呼ばれていた模様。
KOEDO KAGAMIYAMA
お肉と一緒に出てきたのは、KOEDO KAGAMIYAMAというお酒。
小江戸と言えば川越ですが、川越にある鏡山酒造という酒蔵のお酒でした。
こちらのお酒、なんとワイン酵母仕込みのようです。それであれば、なんとなくお肉と合う気がしますね。
Amabuki
デザートには、なんとバナナ酵母のお酒がペアリングで出てきました!こちらは佐賀県・天吹酒造が作っているそうです。
お肉の後に出てきた「ワタリガニの生そうめん」にはペアリングがなかったので、デザートでペアリングが復活してテンションが上がりました。そうめんに合う日本酒は存在しないのか・・・?
おわりに
以上、日本酒にフォーカスして、「赤星とくまがい」というお店を紹介させて頂きました。
仲間内の評判も上々で、ファンが付きそうなお店でした。なんと、アカクマTシャツという、お店のファンになった方のためのシャツも販売されているようです。
ちょっとした記念日など向けに、日本酒ペアリングの美味しいお店を探している方にはオススメです!