
東銀座の歌舞伎座では、様々なイベントが開催されていますが、観劇の前後、少し時間が空くこともあると思います。
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歌舞伎座の周りには食べるところはたくさんあり、食事に困ることはあまりありません。
しかし、少しの空き時間で、軽く腹押さえして一杯飲むか、というときにピッタリな場所がありますので、ご紹介させて頂きます。
その場所とは、「たつみ清酒堂東京」。
冒頭の写真の通り、酒屋さんです。埼玉県さいたま市に本店があるとか。
場所は、歌舞伎座のすぐ裏くらいです。隣に銀之塔というシチュー屋さんがあります。
お店の中の様子
たつみ清酒堂東京の中はこんな感じ。

小さな酒屋さんですが、こだわりの地酒が数多く揃っています。なんでも蔵元と直接取引して、希少な日本酒を仕入れているとか。
で、お店の外からは見えないのですが・・・
なんと、お店の隅っこに、小さなテーブルが置いてあります。

ここで、軽く立ち飲みができるようになっています。
これ、歌舞伎座への道中で「オッ、酒屋だ!日本酒を買おう!」となる人はそんなに多くないと思いますので、知らないと利用しようがありませんね。
立ち飲みメニュー
そんな酒屋の隠し立ち飲みですが、ちゃんとメニューが用意されています。
日本酒メニュー
日本酒メニューはこんな感じ。
※提供している銘柄がなくなったら、別の銘柄にするそうで、定期的にリストは入れ替わるそうです。

テイスティングと銘打っている通り、ワイングラスで60mlが提供されます。
1合が180mlなので、1/3合くらいですね。
量的にはこのくらいです。

値段は300円。プレミアムの銘柄は500円です。少量のテイスティングは無料だとか。
前会計で、レジで支払うとスタッフさんが準備してくれます。
個人的には、奈良県の篠峯という銘柄の、「櫛羅 純米 無濾過生原酒」が気に入りました。
色々な銘柄を少しずつ試せるので、新たなお気に入り銘柄を発掘するのにも良いかもしれません。
千代 櫛羅 純米吟醸中取り 無濾過生原酒≪表記は2018年になります≫ 2019年2月醸造1.8L
本日の酒肴メニュー
日本酒に合う、軽いおつまみも提供されています。
自分が行った日のメニューはこんな感じでした。

1品300円で、2品で500円。小さなお皿に入れて提供されます。
なお、少量なので、4品全部注文してしまいました。
〈283スモーク〉のスモーク筋子など非常に美味しかったです。
メニューにある佐々木翼氏は、鮨×燻製というコンセプトで、「鮨・燻製 SASAKI283」などを経営されている方のようですね。
おわりに
以上、一見、普通の酒屋に見えるものの、実は中で立ち飲みができる「たつみ清酒堂東京」についてご紹介しました。
スタッフさんも非常に気さくな方で、聞けば銘柄について色々と解説して下さいます。
歌舞伎座での観劇まで時間がある場合など、サクっと一杯、こだわりの地酒を飲んでみてはいかがでしょう。
あまり飲みすぎたら寝てしまうかもしれませんが。