毎年4月17日は大手町観音のご開帳

※コロナウイルス感染拡大防止のため、2020年の大手町観音のご開帳は中止でした。

東京のビジネス街・大手町には、守り神がいらっしゃるのをご存知でしょうか。

その名も、大手町ビルヂング観世音菩薩。一般的には、大手町観音と呼ばれています。

毎年、4月17日に、その大手町観音がご開帳されます。

大手町ビルについて

大手町観音がいらっしゃるのは大手町ビルヂング(大手町ビル)の屋上ですが、場所はこのあたり。

この大手町ビル、なかなか個性的です。

大手町は再開発が進み、新しい高層ビルが林立していますが、この大手町ビルのみ際立って背が低い。その一方で、横幅が長く、なんと東西に200メートル

三菱地所の保有で、2017年まで同社の本店が置かれていました。

1958年の竣工当時は東洋一の規模と謳われたそうですが、現在は築60年。2018年には(建て替えではなく)改修が発表されました。

改修完了は2021年だそうで、ベンチャー企業の拠点になるような施設などが導入されるそうです。

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4月17日、大手町ビルへ

では、年に一回・4月17日の、大手町観音のご開帳の様子をレポさせて頂きます。

ちなみに、このご開帳、大人気です

11時半から参拝開始(14時頃に終了)なのですが、10分前くらいに現地に着くと、既に驚くほどの長蛇の列ができています。

参拝用の入口はビルの9階なのですが、そこから吹き抜けの階段に沿って、なんと3階くらいまで延々と列が伸びています

階段の上から下をのぞき込むとこんな感じ。

なお、11時半に参拝開始したら、結構スムーズに進みます。

参拝のようす

列に続いて階段を上っていくと、普段は閉鎖されている屋上(10階相当)に入ることができます。

屋上にある大手町観音像がある部屋。紅白幕がかかっていますね。

観音像のご様子。御神体は小さめです。3列に並んで、順番に参拝します。

周辺から色々な会社の人が来られていると思いますが、景気が悪くなりませんようにボーナスがちゃんともらえますようにと祈っている人も多いことでしょう。。

参拝が終わったら

参拝が終わると、出口で御供物と、「大手町ビルヂング観世音菩薩について」と書かれた紙がもらえます。

紙は、時代がかった文体ですが、観音像の設置について書かれています。

昭和42年12月22日と日付が入っており、当時の三菱地所の社長さんの名前が記されています。昭和42年といえば1967年ですが、この年に観音像が設置されたそうです。

ちなみに、御供物の中身は、紅白まんじゅうになります。紅白まんじゅうがなくなると、金平糖がもらえるという噂があるそうです。

紅白まんじゅうは、日本橋の榮太樓總本鋪のものですね。江戸時代から続く、和菓子の老舗です。

**榮太樓總本鋪 和菓子屋のあんみつ 抹茶みつ 6個パック

おわりに

年に1回の、大手町観音のご開帳。

なかなかレアなイベントですので、もし4月17日に東京・大手町近辺に寄ることがあれば、是非とも訪れてみて下さい。

大手町ビルの近辺の食事では、港屋2などもオススメです。

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