2019年3月に当ブログを立ち上げ、約半年後、2019年9月にGoogle AdSenseの審査に合格しました。
今後、Google AdSenseの審査合格を目指す人に少しでも参考になるよう、合格までの道のりを書きとめておこうと思います。
Google AdSenseとは?
Google AdSenseは、自分のウェブページ内にコードを貼っておけば、Googleが自動で広告を表示してくれるツールです。
この広告はクリック報酬型で、ウェブページの閲覧者が広告をクリックしてくれるだけで数十円の収益が発生します(たまに、インプレッション広告という種類の広告も表示され、これは表示されるだけで1円程度の収益になります)。
このGoogle AdSense、ブログの収益化には必須と言われていますが、導入にはGoogleによるウェブページの審査を受けて合格する必要があります。
審査用コードの挿入方法
Google AdSenseにエントリーすると、審査のための「審査用コード」を、自分のウェブページの<head>タグに挿入する必要があります。
しかし、ウェブページのソースをいじりたくない人も多いでしょう。
私も自在にhtmlを操るスキルは全くないので、色々と調べた結果、Head, Footer and Post Injectionsというプラグインを使うことにしました。
このプラグインは、ヘッダーやフッターにhtmlを挿入してくれるため、こちらに審査用コードをコピペするだけでOKでした。
いざ審査開始!しかし・・・
ネットには、「ブログ開始後〇日でGoogle AdSenseの審査に合格しました!」とか、「たったの〇記事で合格しました!」みたいな記事がたくさんあります。
自分も早めに受かればいいなぁ!と思い、審査をしてもらったところ・・・
- 1回目:ブログ開設26日目に不合格(記事数:26記事)
- 2回目:ブログ開設38日目に不合格(記事数:38記事)
- 3回目:ブログ開設55日目に不合格(記事数:55記事)
- 4回目:ブログ開設58日目に不合格(記事数:58記事)
毎回、下のような感じの、少し気を持たせつつも貴方とは付き合えませんみたいな、残酷なメールが来ます。ダメな理由は教えてもらえません。
ブログ開始当初は、記事を書くのが楽しかったこともあり、1日に1記事のペースで更新していました。まずは100記事達成を目指そうと、気合十分で臨んでおりました。
しかし、このGoogle AdSense(あと、Amazonアソシエイト)の審査が、悲しいほど受かる気配がない。さらに、ブログ開始後しばらくはアクセスもほとんどなく、何だか自分のブログにNoを突き付けられているような気分になりました。
さらにネットでは、過去の記事に何らかの原因があって合格しない場合、記事を増やせば増やすほどその記事の特定が難しくなり、永久に受からなくなってしまうなどと言われているのを見つけて、愕然としました。
結局、丸2か月、60記事くらいの時点で心が折れて、毎日更新を止めてしまいました。
巷で噂されている審査合格ポイント
なお、ネットでまことしやかに囁かれている、Google AdSenseの審査を合格するためのポイントは、だいたい以下のような点などです。
- オリジナリティのある記事を書く
- 一記事あたりの文字数を増やす
- 記事からNGワードかもしれない単語を消す
- 運営者情報・サイト紹介を設置する
- プライバシーポリシーを設置する
- お問い合わせフォームを設置する
- ブログから、他の広告プログラムを全て外す
- 運営期間を長くする
- ページビュー数を増やす
なお、あるブロガーさんは必須と主張されている点が、他のブロガーさんは不要と仰っていたりで、結局、人によって成功体験が大きく異なるようです。
上の点のなかでは、「記事からNGワードかもしれない単語を消す」が厳しい。何がNGワードか分かりませんし、過去記事を全て修正するのは大変です。
例えば、ヘルスケア関係の単語(美容・健康)は避けるべきと言われているようですが、私はカテゴリーの一つに使い、関連記事を書いていました。
また、言葉を変えてしまうと、自分の書きたいことが書けなくなったりします。
過去の記事に含まれるNGワードを探し回った結果、例えば、こちらの記事の下の一文の「春日の乳首」をわざわざ修正したりもしました。
海パン一丁に玉ねぎのコスプレをした春日に、若林がボールを当てて、春日の衣装が破けて乳首が見えたら負けというゲームを実施。
・・・なお、途中で馬鹿らしくなって、元に戻しました。
なお、後ほど書きますが、カテゴリーに「美容・健康」があっても、「春日の乳首」があっても、関係なく無事に合格しました。
審査画面にヒントあり?
なお、Google Adsenseの申請画面を見ると、若干のヒントっぽいことが書かれています。
当ブログの場合、3回目に落ちた後、以下のような記述が出ていました。
上から3行目に「価値の低い広告枠(コンテンツの量が不十分なサイト)」という記載がありますが、この部分は不合格の理由により記述が異なるようで、「ポリシー違反」などが出る場合もあるそうです。
さらに、「価値が低い広告枠」の後ろの括弧書きは、以下の3種類があるとか。
- 価値の低い広告枠(コンテンツが存在しない)
- 価値の低い広告枠(コンテンツの量が不十分なサイト )
- 価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト )
1番目の(コンテンツが存在しない)とは本当にひどい。毎日時間を削って頑張って更新しているのに、コンテンツが存在しないとか言われたら、そりゃもう激おこですよ。
3番目の(コンテンツが複製されているサイト)というのは、要はコピペサイト呼ばわりされているわけですが、完全なコピペでなくとも、内容がそれなりに似ていたら該当するケースがあるそうです。自ブログ内に似た記事が2つあった場合でも引っかかるケースがあるとか。
で、当ブログは2番目の(コンテンツの量が不十分なサイト)と言われたわけですが、3回目に落とされた時点で50記事以上、合計の文字数は少なくとも50,000文字は超えていたのですが・・・。
なお、以下のような場合でも(コンテンツの量が不十分なサイト)と言われる可能性もあるようで、地道に修正を繰り返しました。
- 記事として意図していないページが、Googleに誤ってインデックスされている(画像のみのページ、Hello Worldのサンプルページなど)
- あるカテゴリーやタグに、記事が一つもない
- Googleにインデックスされていない(Google Search Consoleの機能で確認できます)
で、過去記事のリライトなど様々な修正を行い、4回目の不合格から約1か月後に5回目の申請を行いましたが、これまたあっさり不合格。
ここで遂に、もうGoogle AdSenseいいや、というかブログ自体もういいや、という境地に至りました。
各記事に楽天アフィリエイト(審査なし)のリンクだけを貼って、そのままブログを放置してしまいました。
突然の合格
その後、ブログは放置していたものの、たまにGoogle Analyticsを見ていると、少しずつブログのアクセス数が増えていくではありませんか。特に、いくつかの記事は、Google検索結果の上位に表示されるまでになっています。
さらに、上で設置した楽天アフィリエイトのリンクが、数百円ではありますが、収益を出していました。これは非常に嬉しかったですね。
久しぶりにやる気が出てきたので、記事を少しだけ更新。そして、そういえばGoogle AdSenseを現時点で申請してみたら相変わらずダメなのかな?と思い、再申請してみると・・・。
なんか合格。
今まで一体何だったんだ・・・。
なお、Google側から自動的に合格通知が送られてきたという人もいるようですが、当ブログの場合は、こちらから再申請して初めて受かりました。
おわりに
上で書いた通り、人によって審査合格までの道のりが大きく異なるのであろうGoogle AdSenseですが、当ブログに限れば、結果的にアクセス数と運営期間が一定量は必要だったのではないかということになります。
なお、合格後は、まず広告コードの貼り方に戸惑うと思いますが、当ブログではウィジットを利用して貼っております(審査用コードは削除しましょう)。
なお、Google AdSenseの収益化を進めていくには、下の本などが有名なようです。
Google AdSense マネタイズの教科書[完全版] [ のんくら(早川修) ]
Google AdSenseの審査合格を目指す方に、少しでも参考になれば幸いです。