紅花の「ココットカレー」が美味しい

東京にある、紅花(べにはな)という少し変わった名前のレストラングループをご存知でしょうか。

紅花グループのレストラン

この紅花グループ、紅花別館紅花グリルという2つのお店があり、場所はいずれも東京・日本橋です。

公式ホームページはこちら

紅花別館

紅花別館は、1Fは鉄板焼き、2Fは洋食レストランになっています。

外観はこんな感じ。

場所は日本橋駅からすぐです。

紅花グリル

もう一店舗は、紅花グリル 。こちら、もともとモンタルチーノというイタリアンでしたが、改装して名前が変わりました。

外観はこんな感じ。

場所は、紅花別館から永代通りを挟んで反対側です。

この紅花グループのレストラン、基本的に洋食のお店なのですが、名物なのが「ココットカレー」という名前の激辛カレー。

ランチタイムは、ほとんどのお客さんが「ココットカレー」を注文しているように思われます。

紅花の「ココットカレー」

この紅花の「ココットカレー」、一体どういう由来なのか。

公式ホームページのコラムによると、1990年代に紅花別館のアルバイトにスリランカ人がおり、その人が作ったスリランカ風のカレーを、当時の調理長がとても気に入ったとか。

試行錯誤の末、「日本人に好まれるスリランカカレー」として商品化されたのが、この「ココットカレー」のようです。

なお、「ココット」とは、フランス語で「耐熱性で深みのある、円形あるいは楕円形の小型の器」です。

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そんな「ココット」に入って出てくる紅花の「ココットカレー」はこちら。

基本の「ココットカレー」

まず、北海道のスープカレーのように、シャバシャバで水っぽいです。

ご飯にかけても、サラサラ染み込んでいく感じです。

で、一口目を食べて、「ん?なんだ、大した辛さではないな」と思いきや・・・

数秒遅れて、どえらい辛さがガツンと舌に突き刺さります。

さらに、あと引く感じでコクがあり、非常に美味しい。

なお、「ココットカレー」の基本形はチキンカレーですが、「シーフード」・「海老」・「魚介とホウレン草」などの派生バージョンは、辛さが少しマイルドです。

「シーフードカレー」

チキンカレーは鶏肉がゴロっと入っていますが、シーフードカレーは魚介類のほか、タマゴパンのような具も入っていました。

いずれのカレーを注文した場合でも、途中から汗だくになり、卓上にあるワインボトルに入った水をがぶ飲みしながら食べ進むことになります。

ご飯、ラッキョウ・ピクルスはお替り自由なので、味を変えて辛さを和らげるために活用しましょう。

なお、激辛カレーを味見したいが、辛いのをたくさん食べると下痢するという人には、別のメニューとカレーがセットになったメニューもあります。

「ピアットウニコ」

上の写真は「ピアットウニコ」(イタリア語で 「複数の皿をワンプレートにしたという意味)というメニューですが 、「ココットカレー」(小)と、カツレツの両方が味わえます。

ポイントカード

なお、紅花別館・紅花グリル共通の、「ココットカレー」を食べた時のみ貯まるポイントカードがあります(10ポイントでカレーが無料)。

火曜がポイント2倍デーなので、ファンは火曜に訪れることが多いようです(後から合算不可なので、忘れないよう注意)。

海外のBENIHANA

そんな「ココットカレー」で人気の紅花ですが、国内では、この紅花別館と紅花グリルの2店舗のみ。

紅花別館とかいいつつ、紅花本館などはありません。

ですが、この紅花、いやBENIHANAは、実は海外では超有名な鉄板焼きレストランチェーンなのです。

もともと紅花は、俳優の青木湯之助氏が日本橋に出した喫茶店「紅花」(エリントン)が起源ですが、 その息子のロッキー青木氏が1964年、NYに鉄板焼レストラン「ベニハナ・オブ・トーキョー」を出店。

客の目の前で、シェフが芸術的なパフォーマンスを披露して調理するというスタイルが人気となり、一時は100店舗近くにまで拡大したそうです。

ロッキー青木氏は冒険家としても有名で、太平洋を気球で横断したとか。

英語ホームページをみると、今でも世界で数十店舗あるようですね。

この記事によると、2018年、タイの外食企業がBenihana Holding Pteの株式の75%を取得したそうですが、日本・米国の事業は対象外だとか。

おわりに

以上、紅花とBENIHANAについてご紹介させて頂きました。

ちなみに、海外のBENIHANAでは、「ココットカレー」は提供していません。

カレー好きの方は、日本の紅花別館か紅花グリルで、是非この激辛カレーを味わってみて下さい。

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