リンゴが腐り、朽ちるまで:絵本「りんご だんだん」が斬新

書店をぶらぶらしていると、よくわからない本がフィーチャーされているのを発見。

りんご だんだん??

どうやら、リンゴをひたすら放置して、何日後にどのような状態になるのかを検証した本のようです。

「リンゴを、ずーっと、しまっておいたらどうなるの?」とありますが、すでに下の写真でほぼネタバレされています

つい気になって、中身をパラパラ見てみました。

「りんご だんだん」の内容

作品紹介によると、「誰も見たことのない、変わりゆくリンゴの346日を記録した、写真観察絵本!」とのこと。

ジャンルとしては絵本のようですが、これを絵本として子に買い与える親は果たしてどれほどいるのか

ちなみに、出版元・あすなろ書房による、公式宣伝動画はこちら。

サンバみたいなラテン系の音楽が流れつつ、リンゴが徐々に朽ちていくので、少し怖いです。

この動画では、227日目までのリンゴの様子をネタバレしてくれます。

  • 000日後:りんご つるつる(開始時点)
  • 089日後:りんご じーっと(変化なし)
  • 119日後:りんご だんだん(タイトル回収
  • 151日後:りんご しわしわ(焼きリンゴみたいな見た目)
  • 220日後:りんご しなしな(ヤバイ泡みたいなのが噴出)
  • 227日後:りんご ぐんにゃり(もはやほぼグロ画像

ここで、「りんご、このあとどうなっちゃうの?」と出て・・・

ここから後は、「続きは本誌で!」とばかり、文章のみで写真なし。

  • 233日後:りんご ごつごつ
  • 290日後:にょろ
  • 322日後:りんご ぼろぼろ
  • 325日後:おや?
  • 346日後:りんご とうとう

・・・

290日後「にょろ」、325日後「おや?」あたり、気になる方は店頭でご確認ください。ちなみに昆虫系です。

そして、音楽が止まり、「すべての生物は土にかえる」・・・

なんとも哲学的ですね。

なお、一番最後は、なんか土みたいなものが写っており、もはやどれがリンゴだったのかすらよく分かりません。

しかし、346日まで粘ったのなら、あと19日がんばって365日にすればキリが良かったのではと思いますが、346日時点で「あ、これはもうアカン」ってなったんですかね・・・

ちなみに、リンゴの賞味期限は2週間~1か月くらいだそうです。収穫時期で①早生種、②中生種、③晩生種などの種類があるそうですが、晩生種になるほど賞味期限が長いとか。

りんご だんだん [ 小川 忠博 ]

おわりに

なお、自分が「りんご だんだん」を発見した書店では、本の横で実際のリンゴを使った実験が行われていました

その後どうなったのかは確認していませんが、346日まで続けたのでしょうか

途中から、リンゴのビジュアルとニオイが店の売上に影響を及ぼしそうですが・・・

「りんご だんだん」、とても面白い発想の作品だと思いますので、書店で見かけた際には是非お手に取ってご覧ください。

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