全国の納豆好きのために、画期的な商品が発売されているのをご存知でしょうか。
その名も、タカラトミーの「究極のNTO」(なっとう)。
納豆を決まった回数かき混ぜることで、美食家・魯山人が愛した究極の納豆を再現できるそうです。
魯山人の「納豆の拵え方」
魯山人は、北大路魯山人(本名:北大路房次郎)という明治生まれの才人で、画家・陶芸家・書道家・料理家など、色々な活動を行っていた方です。
そんな魯山人が残した、「納豆の拵え方(こしらえかた)」はこちら。
- 納豆を器に取り出し、何も加えずよく練る。
- 糸がたくさん出て、かき回すのが硬くなるまでよく練る。
- 硬く練り上げたら、醤油を加えてさらに練る。
- 最後に辛子や薬味を加えてさらに練る。
「練る」というのが気合が入った感じで良いですね。
「究極のNTO」は、この魯山人の「拵え方」を研究して作られており、②までに305回、③までに119回、納豆をかき混ぜる必要があるそうです。
305+119=合計424回ですね。
実際、納豆は混ぜれば混ぜるほど美味しくなるそうです。
「味香り戦略研究所」の分析によると、50回混ぜると3%、424回混ぜると9%、混ぜない場合に比べてうまみがアップするとか。
「究極のNTO」の全貌
「究極のNTO」は、このようなパーツに分かれます。
対象年齢15歳以上だそうですが、けっこう単純ですね。
さっそく組み立てます。
納豆もスタンバイOKです。さっそく稼働させてみましょう。
「究極のNTO」の使用方法
「究極のNTO」には、「究極(極/424)モード」と、「無限モード」の2つのモードがあります。
「無限モード」は終わるタイミングを見失いそうなので、「究極モード」を選択。
本体のウインドウ部分を「開始」に合わせ、ハンドルを時計回りに回します。
横のくぼみに指を置いて、しっかり固定して回していきましょう。ハンドルを1回転すると、「究極のNTO」は納豆を2回かき混ぜてくれます。
はじめはハンドルが重く、それなりの重労働。頑張って回していくと、ウインドウの表示が、開始→15%→30%→50%と進んでいきます。
すると、 305回に到達した時点で、ウインドウに「醤油」という表示が出て、閉まっていた醤油扉が自動で開きました。
ここでは、醤油ではなく、納豆に付いているタレとカラシを投入。すると、一気にハンドルが軽くなりました。
75%を過ぎ、ラストスパートをかけます。
そして、ついに424回に到達!!
「究極」という表示が出て、再び醤油扉が開き、究極の納豆の誕生を祝福してくれます。
下の写真のとおり、手で力任せにかき混ぜるのに比べて、粒が壊れずキレイに残っているように思います。
少しつまみ食いしてみると・・・うまああい!!
正直なところ軽く見ていましたが、なんだかコクが増しており、予想より数倍増しで美味しい。
なお、使用済みの「究極のNTO」は、洗うのが非常に面倒なのではと思われがちですが、構造が単純なので意外にラクです。
納豆トーストにしてみよう
さて、この究極の納豆、どうやって食べようか。
納豆はどんな炭水化物とも相性の良いオールマイティ食材。白米はもちろん、パスタ・そば・うどんなども相性バッチリです。
今回は、特に関西人には馴染みが薄いであろう、「納豆トースト」にしてみましょう(※自分は関西人です)。
食パン・納豆として単品で食べるよりボリュームアップするため、非常にコスパがいい食べ方だと思います。
納豆トーストのレシピ
納豆トーストは、具材もレシピも非常にシンプル。
用意するもの(1人前)
- 食パン(1枚)
- 納豆(1パック)
- とろけるチーズ(1枚)
- マヨネーズ
作り方
- 付属のタレとカラシを混ぜて、納豆を普通に作ります。
- 食パンの上に、納豆を載せます。
- その上に、とろけるチーズを載せます。
- その上に、マヨネーズを塗ります。
- トースターで焼いて完成!
なお、食パンは焼き目が付くくらいカリッと焼いた方が、納豆との食感の差が際立って美味しいです。
とはいえ、納豆に含まれる酵素「ナットウキナーゼ」は熱に弱く、50℃以上では活性が急激に低下してしまうらしいので、バランスが大事ですね。
※「ナットウキナーゼ」には血液をサラサラにする効果があると言われており、サプリにもなっています。
アレンジ
なお、納豆トーストには、ちょい足しレシピがたくさんあります。
納豆ととろけるチーズの間に、いろいろと挟み込んでみましょう。ざっと調べてみました(分類はてきとうです)。
- 調味料系:塩コショウ、ネギ、大葉、一味唐辛子、ふりかけ
- ボリュームアップ系:卵、油揚げ、アボカド、その他野菜(コーン、玉ねぎ、オクラ、ほうれん草など)
- ご飯のお供系:海苔、ふじっこ煮、シソ昆布、ひじき
- 海鮮系:しらす、おかか、かつおぶし、シーチキン、ちくわ、カニカマ
- 発酵系:味噌、キムチ
- 悪魔のおにぎり系:揚げ玉、だし、青のり
- スイーツ系:はちみつ
要は、何をトッピングしても美味しく食べられるということですね。
まとめ
今回は、納豆好きの方に向けて、「究極のNTO」をレビューしてみました。
ゲーム大会の商品、茨城県出身の方へのプレゼントなど、ちょっとした機会に使えそうなネタ商品なので、是非ともご活用ください。
なお、製造元のタカラトミーのサイトをみると、この「究極のNTO」のほか、「究極のTKG」(たまごかけごはん)や・・・。
「究極のMYO」(マヨネーズ)などの商品も発売されています。
卵もマヨネーズも納豆と相性がいいので、究極グッズを複数そろえて、コラボさせてみても面白いかもしれませんね。