クジラ肉を食べたことはありますでしょうか。
日本人はクジラ肉を有史以前から食べており、高度成長期の頃までは、牛肉・豚肉・鶏肉に肩を並べるレベルで給食にも登場していたそうです。
そんなクジラ肉ですが、東京から山手線で1駅の神田に、リーズナブルに食べられるお店があります。
お店の名前は「くじらのお宿 一乃谷」。神田駅西口から徒歩1分くらいです。
なお、仙台にも系列店があるようですね。
ランチメニュー
お店は夜もやっていますが、ランチが気軽にトライできて、オススメです。
お店は地下一階。店内を見渡すと、クジラの絵やら説明やらが、所狭しと貼られております。
そして、まさにクジラ職人という感じの頑固そうな大将が、厨房を切り盛りされています。
ランチメニューはこんな感じ。昼からクジラ尽くしで楽しめます。
以下のクジラメニューは、いずれも980円。
- おすすめ クジラステーキ
- クジラ竜田揚げ
- クジラカツ
- クジラづけ丼
- クジラ刺身 3点盛
なお、鳥唐揚やチキンカツや焼魚というメニューもあるようですが、この店に来て、このクジラ職人の前で、この辺を注文できる人は、なかなかの胆力だと思います。
おすすめ クジラステーキ
クジラステーキのみ、おすすめかつ1,500円→980円という煽り文句が付いています。
ステーキソースは洋風な感じで食欲をそそります。お肉は、あまり弾力を主張しない赤身肉といった印象でしょうか。
味はどちらかといえば淡泊で、あっさりと食べられます。気づくか気づかないか程度の臭みはありますが、自分は全然気になりませんでした。
クジラ竜田揚げ
竜田揚げといえば鶏肉をイメージしますが、こちらクジラの竜田揚げ。
鶏肉に比べると非常にサッパリしていて、片栗粉もあまり主張しません。夏の暑いときにもサクッと食べられそうです。
お皿にマヨネーズが付いてきますので、そちらに付けて、丁度いいボリューム感です。
クジラ刺身 3点盛
赤黒い赤身肉が迫力満点のクジラ刺身。大きい赤身はマグロのような味わいです。手前の部位はコリコリしています。
クジラ肉の赤身を熟成させて漬けにしたものは牛肉にも勝るとか(by 大将)。
なお、クジラの本皮の下の脂層のことをもちくじらと言い、刺身で食べると非常にウマイそうです。
クジラ肉の健康効果
以上、ランチメニューをご紹介しましたが、クジラ肉は低カロリー・低脂肪・高タンパクだそうで、例えばステーキと言っても、罪悪感なくパクパク食べることができます。
そして、見逃せないのが、クジラ肉に含まれる健康成分・バレニン。
バレニンには疲労物質の発生を抑える効果があり、アルツハイマー型認知症、うつ病などを防ぐ効果が認められているそうです。
バレニンのサプリメントなども発売されているようですね。
phiten(ファイテン)[PSS] バレニン(ブドウ味)イミダゾールジペプチド【日本製】pss1123
おわりに
これまで日本で行われてきた捕鯨については、残念ながら他国から非難もあります(イルカだけが非難されるのかと思っていたら、クジラはイルカのデカいバージョンで、親戚なんですね・・・)。
そんな中、2019年6月末、日本政府は国際捕鯨委員会(IWC)を正式に脱退し、7月から約30年ぶりに商業捕鯨を再開するとのこと。
最近では食卓に上る機会がほとんど無く、影が薄いクジラ肉ですが、この商業捕鯨の再開をきっかけに、再び私たちにとって身近な存在になるかもしれませんね。