新橋駅前の雑踏に、烏森神社という神社がありますが、この神社の参道に小洒落た和風の建物があります。
ここ、昼は「烏森珈琲」というカフェに、夜は「烏森百薬」という居酒屋になります。
「塚田農場」などを運営する株式会社エー・ピーカンパニーで、若くして副社長を務めていた方が退社して始めたお店だとか。
場所は、JR新橋駅をSL広場側に降りて、ニュー新橋ビルの裏手くらいです。
烏森と烏森神社
新橋エリアは、かつては桜田村と呼ばれる江戸湾の砂浜で、松林だったそうです。
松林にはカラスがたくさん集まって巣をつくっていたため、カラスの森と呼ばれていたそうですが、そこから「烏森」が地名になったみたいですね。
昭和7年、関東大震災に伴う町名整理で、町名が烏森から新橋に改められたそうです。新橋駅も昔は烏森駅だったみたいですね。
烏森神社は、10世紀、平将門の乱に功績があった藤原秀郷が、夢で白いキツネに神烏の群がる場所についての啓示を受け、この地に烏森稲荷を建立したのが起源だとか。
昼の「烏森珈琲」
さて、昼の「烏森珈琲」では、定食とこだわりのコーヒーを楽しむことができます。
入店すると、1階はこんな感じのカウンター。
壁を見ると、ランチメニューとコーヒーメニューが書いてあります。
定食は日替わりのようですが、味噌ダレ餃子定食を注文。
おおっ、この餃子、ご飯がいくらでもいけちゃいます。
「プラス300円でコーヒーor紅茶をお付けします」とのことなので、コーヒーを頼んでみました。
うまい!
新橋は全国的に有名なサラリーマンの街ですが、少し小洒落たランチをするには、この烏森珈琲はオススメです。
夜の「烏森百薬」
冒頭に書いた通り、この「烏森珈琲」は、夜は「烏森百薬」という居酒屋に姿を変えます。
折角なので夜にも訪問してみました。
昼は1階のカウンターでしたが、夜は2階に通されました。2階はテーブル4つくらいの小さな空間です。
夜のコースは、①2500円(お試しコース)、②3000円(堪能コース)、③3500円(贅沢コース)、④4500円(特別コース)などがあります。
なお、各コースに+1500円で、飲み放題にすることができます。
ちなみに、2階にはアルコールのドリンクバーみたいなスペースがあり、ここでセルフでアルコールを作る場合は、1杯300円とのこと(コインを入れて操作し、コインの残枚数でチャージされます)。
2500円コース
今回は、一番安い2500円のコースにしてみました。お酒も飲み放題にはせず、単品で注文することに。
一品目は『石司』マグロ爆弾。『石司』はマグロの仲卸しの名前の模様。
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こんな感じで出てきますが、かき混ぜて食べます。
季節の野菜は、マスに入って出てきました。味噌につけて頂きます。
さらに、ゆず白菜という、漬け物みたいな白菜が出てきました。
次に、味噌だれ餃子が登場。これ、ランチで食べたやつだ。名物メニューなんですね。
ちなみに、この餃子、『ぎょうざの宝永』という北海道・苫小牧のブランドである模様。
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続いて、プリプリの鳥の唐揚げが運ばれてきました。レモンをかけるかどうかは人によって流儀が違うので注意ですね。
この唐揚げは、『太閤 分家 禅閤』という大分県宇佐市の有名店のもので、からあげグランプリの最高金賞を受賞したとか。
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その後、黒枝豆やら、ホタルイカのバターポテトやら、酒が加速度的に進むメニューが続きました。
で、店員さんから、次シメのうどんですよ~と言われたので、コース外で、焼豚タマゴ的なものを注文(もはや酔っ払っており名前は失念)。
最後に、シメの肉吸いうどん。
うどんと言いつつ、ラーメンみたいな細麺でした。味わいは沖縄そばみたいで、とても美味しかった。
なお、アルコールは単品注文しましたが、味噌ビールなど変わり種のクラフトビールや、各種日本酒をガンガン注文。
結果、会計は一人6500円くらいになりました。
これだけ飲んで食ってこの値段であればリーズナブルですが、2500円のコースだったので、4000円分飲んだのか。
以上、「烏森珈琲」と「烏森百薬」をご紹介しましたが、立地的にも隠れ家的で、話のタネにもなりますので、新橋に寄られた際には是非お試しください。