阪神の生え抜き安打数ランキング(2019年シーズン終了時点)

2019年の阪神タイガースは、最後の6試合を怒涛の6連勝でフィニッシュし、奇跡のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めました。

2019年シーズンは、中心選手の顔ぶれをみると若手が目立ちましたが、ここ数年来、阪神タイガースは中堅の生え抜き野手(30過ぎくらい)が少ないと言われています。

そこで、2019年シーズン終了時点で、生え抜き野手の通算安打数はどういう状況なのか、調べてみることにしました。

三省堂国語辞典 第七版 阪神タイガース仕様 [ 見坊 豪紀 ]

阪神の生え抜き選手の安打数ランキング

2019年シーズン終了時点で、現在の阪神の生え抜き選手の安打数ランキングTOP10は、下のグラフの通りです。

※2000本安打を達成し、2018年には藤田平氏の持つ球団安打記録を更新、今シーズン限りで阪神を退団することを表明している生え抜きレジェンド・鳥谷敬選手は除外しています。

それでは、順番にみていきます。

1位は上本博紀選手(515安打)。上本選手は1986年生まれで(2008年のドラフト3位入団) 、数少ない中堅世代の選手です。過去からの積み上げで、生え抜き野手の中では一番安打数が多くなっていますが、2018年・2019年は出場機会がそれほど多くなく、ここ数年の通算安打数は伸び悩んでいます。

2位は梅野隆太郎選手(367安打)。2013年のドラフト4位入団です。2017年シーズンから正捕手としての座を掴み、2018年・2019年と順調に安打数を伸ばしており、現在2位につけています。特に、2019年前半は非常に打撃の調子が良く、打線のキーマンとして活躍しました。

3位は糸原健斗選手(325安打)。2016年のドラフト5位入団ですが、ルーキーイヤーの2017年から卓越した打撃センスを披露し、主力に定着しています。2017年は残念ながら怪我で離脱しましたが、2018年・2019年は順調に安打数を伸ばしています。2019年シーズンからキャプテンも務めています。

4位は高山俊選手(313安打)。2015年ドラフトでヤクルトと競合の結果、阪神が獲得した大物選手です。2016年シーズンは球団の新人安打記録を更新(136安打)、新人王に輝きました。しかし、2017年・2018年シーズンは打撃フォームの改造に失敗、成績は伸び悩みました。2019年は本来の姿を取り戻し、再び天才の片鱗を見せており、成績も戻りつつあります。

5位は藤川俊介(俊介)選手(309安打)。1987年生まれの2009年ドラフト5位入団であり、上本選手と並び中堅です。堅守の外野手という印象でしたが、2017年シーズンは打撃開眼し、規定打席未満とはいえ3割超の打率を残しました。しかし、2018年以降は打撃不振もあり、出場機会が大きく減っています。

6位は大山悠輔選手(281安打)。2016年ドラフト1位入団。阪神の将来を担う選手として、金本前監督にはルーキーイヤーから4番を任されました。2019年は開幕から8月上旬まで4番に座り続け、想像を絶するプレッシャーのなか、着実に実績を積み上げてきています。なお、3位の糸原選手と同期ですが、2018年の安打数の差で、糸原選手が先行しています。

7位は北條史也選手(271安打)。2012年のドラフト2位、高卒での入団です(藤浪投手が1位)。将来のショート候補として期待され、2016年には大きくブレイクしました。ただ、その後はスタメンを奪取しきれず、他の選手と競争のなかで現在に至っています。

8位は中谷将大選手(214安打)。中谷選手は安打よりもホームランに魅力があります。2017年には20本塁打を放ち、久々の生え抜き和製大砲としてファンを大いに沸かせました。しかし、2018年・2019年はスタメンに定着できず、安打数は伸び悩んでいます。

9位は原口文仁選手(196安打)。2016年、金本前監督の1年目に育成選手から抜擢され、目覚ましい活躍をみせました。その後はスタメンよりも代打の方が好成績のため、代打の切り札として重宝されています。しかし、2019年1月に大腸がんを手術し、2019年は復活のシーズンとなりました。手術が成功し、グラウンドに戻ってきただけで十分でした。

10位は近本光司選手(159安打)。なんと、ルーキーイヤーに159安打を放ち、いきなり球団生え抜き安打数ランキング10位です。セ・リーグの新人安打記録も更新しました。四球を選ばず積極的に打っていくタイプであり、2020年シーズン以降も上位に固定され続ければ、現状、2000本安打に届き得る可能性が一番高い選手だと思います。

近本選手は、2019年の盗塁王にも輝きました(36盗塁)。2018年ドラフト時、近本選手は外れ外れ1位での獲得だったため、指名時は阪神ファンがやんや言っていましたが、その時の大阪ガスのマネージャーさんのツイートが忘れられませんので、ここに貼っておきます。

2019年シーズンの阪神タイガースは、近本選手抜きには語れません。本当に阪神に入団してくれてよかった!!

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おわりに

なお、11位以下で、80安打以上を残しているのは、伊藤隼太選手(154安打)、木浪聖也選手(95安打)、陽川尚将選手(90安打)、江越大賀選手(84安打)の4名です。

注目すべきは木浪選手で、近本選手と同様、2019年はルーキーイヤーながら95安打を放ち、あわや100安打超えの新人が2名出るところでした。オープン戦から非凡な才能を見せつけていた木浪選手。2020年以降もスタメンに出続ければ、早晩トップ10に入ってくること間違いなしです。

中堅選手が少ないとはいえ、有望な若手選手がたくさん育ってきているので、数年後の阪神タイガースの生え抜き安打数ランキングが非常に楽しみです。

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