イボを取る:粉瘤(ふんりゅう)の手術について

身体にできたイボが心なしか大きくなってきており、何となく気持ち悪いなとは思いつつ、放置してしまったりしていませんか?

そのイボ、もしかすると粉瘤(ふんりゅう)かもしれません。

今日は、そんな粉瘤を取る手術をした時の話をします。

粉瘤(ふんりゅう)とは何か?

一言でいえば、良性のイボのことのようです。

別名アテローム(アテローマ)とも言うようで、「皮膚の下にフクロ状の構造物ができ、本来は皮膚からはげ落ちるはずのアカ(角質)皮膚のアブラ(皮脂)が、フクロの中に溜まってしまってできた腫瘍など」とのこと。

・・・アカとアブラ。なんだか汚い感じですよね。

顔周りと背中にできやすいそうですが、私の場合、背中のド真ん中にできました。

下の写真では今一つ分かりにくいですが(グロ注意)、指で触るとけっこう触りごたえがありました。

粉瘤を取ろうと決意したきっかけ

私は、朝起きたらしばらく背中に鈍痛があるという謎の症状に悩まされていたことがありました。

そのため、「もしかして、このイボが、なにか悪さをしているのではないか」と考えたのがきっかけです(後ほど逆流性食道炎の症状と分かりましたが) 。

ネットで調べてみると、たこの吸い出しとかいう謎の薬(?)で治ったという人もいるようですが、ここはやはり、きっちり外科的に取り除きたい。

【メール便】 町田製薬株式会社 【第2類医薬品】たこの吸い出し 10g入り ・メール便(ゆうパケット)で発送いたします

日常生活にそれほど支障が出ないため、ともすれば人生の中で後回しになりがちなので、一念発起して取りに行くことをおススメします。

どこで手術するか?

さて、どこの医院で取ってもらうかですが、色々とネットで調べた結果、渋谷駅前のおおしま皮膚科というところに決めました。

理由としてはまず、「くり抜き法(へそ抜き法)」 をやっていること。この方法は、従来の手術方法より傷跡が小さいなどのメリットがあるそうです。 キズが残ったりしたらイヤですもんね。

また、1日あたり平均20件もの粉瘤手術を行っているらしいこと。粉瘤手術マーケットにおけるシェアが相当ありそうです。

さらに、「粉瘤、炎症性粉瘤のくり抜き法、くり抜き法変法に関しましては代診医には任せず、必ず院長が施術しております。」という売り文句!

大島先生の粉瘤への並々ならぬこだわりを感じます。

いよいよ医院へ。いきなり手術!

おおしま皮膚科は、渋谷駅の西口を出て、バスターミナルを右手に見ながら歩道橋を渡ってすぐの所です(ビルの3階ですが、入口が若干分かりづらいです)。

非常に人気で混んでおり、受付後、1時間半ほど待ったと思います(なお、2回目の来院以降は、予約票がもらえるので、スムーズです)。

いよいよ呼ばれて、先生にマイ粉瘤を見せます。

「あー、これですね。じゃあ、今日、これから取っちゃいましょうか」。

・・・あっさりと人生初オペを受けることになりました。

局所麻酔を使用しますなどと書かれた手術同意書にサインし、採血を行います。この辺りが一番不安になりました。

さらば、粉瘤

待合室で待っていると、再び呼ばれ、(背中なので)上半身を脱いで手術台にうつぶせになります。

麻酔針を局部にチクチクチクと刺されて(大して痛くない)、さあいよいよか!と思ったら、「はーい、終わりました、取れましたよ~」とのこと。

え!?

1分もかかっていません。 こんなにスポーンと取れるとは・・・。

先生「真珠みたいに綺麗なのが取れましたよ!見ます?」
私「えっ・・・。いや、結構です」
先生「いや、でも、せっかくだから見たほうがいいですよ
私「分かりました。見ます。」

・・・などという遣り取りをして終了。

えぐりだされた粉瘤は、真珠というよりか、魚の目玉という感じでしたね。

背中にボタンみたいな絆創膏を貼られ、その日は入浴禁止でした。

なお、痛みが出た時のためにロキソニンなどを処方してもらいました(自分の場合、麻酔が切れても全然痛くなかったです)。

術後について

当日の手術費用は1万円くらいだったと思います。

化膿がないことのチェックのため、手術の翌日、再度来院する必要があります。

私の場合、術後は良好で、少し変わった丸い絆創膏をもらい、抜糸の日まで過ごしました。

その後、約2週間後に抜糸しました。抜糸も10秒くらいで終了。すっかり綺麗になっていますと言われました。

その後はマスキングテープみたいなものを数週間貼り、いつしか手術痕は赤い点みたいな感じになって目立たなくなりました。

なお、手術から約2週間後の抜糸までは、湯船に浸かるのはダメでした。

私は知らずに手術の翌週に温泉宿を予約してしまっており、温泉に入れませんでした。チクショー。

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