夏になると、「土用の丑の日」という単語を街中でよく見かけます。
これ、子供の頃は土曜には牛肉を食べるのかなどと適当に勘違いしていましたが、要は「土用」という期間に1~2度ある「丑の日」にうなぎを食べよう、というキャンペーンです。
とはいえ、うなぎはけっこう値が張るので、なかなか気軽に食べに行く気になりませんよね。
しかし、神田駅前に、国産の美味しいうなぎを、とてもリーズナブルに食べられるお店があります。
そのお店の名前は「うな正」。
JR神田で降りて、西口商店街を入ってすぐのところにあります。
人気店であり、お昼時などは長うなぎならぬ長蛇の列ができていることもしばしば。
営業時間は下の通りなので、少しピークを外すのがコツです。
- 平日:10時半~14時、15時~21時
- 土曜:10時半~14時(売り切れ次第終了)
- 日曜・祝日:定休日
「うな正」のメニュー
「うな正」のうなぎメニューのラインナップは、下の通り。
- うな丼:980円
- うな丼ダブル:1,850円
- うな重(梅・竹・松・特上):1,350円・2,050円・2,550円・3,000円
- うなぎのお茶漬け:1,200円
最近では牛丼チェーンも「うな丼」を提供しており、値段も味も頑張っているようですが、「うな正」では国産うなぎがこの値段で食べられます。
なお、「うな正」のホームページには、ポエムのような国産へのこだわりが載っています。
AM3:00。人通りで賑わう神田西口商店街は鳴りを潜め、その日に静岡から直送された 国産うなぎを亭主自ら捌きます。
うな丼ダブル
上でメニューをご紹介しましたが、ガッツリとうなぎを食べた気分になりたい時には、うな丼ダブル(1,850円)がオススメです。
「うな正」のホームページでもイチオシされています。
さっそく注文してみました。
完璧な見た目。
そして、柔らかいうなぎを箸で切り、ごはんと一緒に口に運ぶと、フワッとして香ばしく、そして深い味わい・・・
うまい!!
そして、食べ進んで、ご飯の層を掘っていくと・・・
ご飯の中に、もう一枚うなぎが入っています!大人げなくテンションが上がります。
やや絵面が汚いですが、伝わりましたかね。
これ、ほんと満足度が高いです。
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「うな正」では、一品料理やお酒も充実しています。香ばしい「肝焼き」などは、お酒のアテにぴったりですね。
なお、うなぎ関連の一品料理は、名前を見ても「何だっけ?」となることがありますので、メジャーなものをここにメモしておきます。
- 短冊:うなぎを短冊のように切って焼いたもの
- ひれ巻き:うなぎのヒレを巻いて焼いたもの
- 肝吸い:お吸いものにうなぎの肝を入れたもの
- う巻:玉子焼きにうなぎを入れたもの
- 八幡巻:ゴボウにうなぎを巻いて調理したもの(京都の八幡から)
- うざく:きゅうりとうなぎの酢のもの
(おまけ)うなぎの生態など
日本人に古くから食されているうなぎですが、その生態は意外と良く分かっていないそうです。
農林水産省のホームページに、うなぎのページがありますが・・・
なんと、ニホンウナギは、日本から2,500キロも離れた西マリアナ海嶺付近なる場所に行って産卵するそうです。
ホンマかいな!?
なお、「西マリアナ海嶺」で検索すると、うなぎの話しか出てきません。
この産卵場所が特定されたのは2005年だとか。けっこう最近ですね。
ちなみに、これだけの旅をするうなぎの寿命は、なんと5年~80年・・・幅がありすぎる。
世界最高齢のうなぎが155歳で死んだというニュースも発見しました。
一方で、ネットで検索すると、うなぎとり(プラスチック製)なるものが売っています。
レビューをみると「なかなか思ったようにウナギが入りません」などとシュールなコメントが書いてありますが、かなり長寿の生き物なのにこんな筒で捕獲されてしまうのか・・・
うなぎといえば浜松!?
なお、うなぎと言えば、静岡県浜松市が有名ですよね。
うなぎの調理方法は、関東風と関西風で大きく違い、関東は「蒸す」工程があるのでふんわり、関西は焼くのみなのでパリっと香ばしい。
さらに、武士メインの関東(東京)は背中から、商人メインの関西(大阪)は腹からさばく、などの違いもあるそうです。
しかし、静岡県浜松市は東西の中間につき、どちらの調理方法も共存している模様。
なお、自分がこれまで食べたうなぎの中で一番オススメなのは、浜松にある創業明治40年の「あつみ」という老舗です。
人気店で、入れないことも多いですが、白焼き(タレをつけず、そのまま焼いたもの)などが絶品です。
おわりに
うなぎは、絶滅の危機にあるとも言われていますが、2020年は稚魚(シラスウナギ)が豊漁だったそうで・・・
少しでもうなぎが安く食べられたらいいなあ、と思う今日この頃でした。