ゲーム「小早川」と、小早川毅彦氏の開幕戦3打席連続本塁打

今回は、「小早川」という、少し変わったカードゲームをご紹介します。

※ 筆者は阪神ファンです

カードゲーム「小早川」

「小早川」は、非常にシンプルなゲームです。

使用するのはたったこれだけ。

  • 1~15までの番号が書かれた15枚のカード
  • メダル(点数カウント用)

ゲームの勝敗も簡単。

各プレイヤーは1枚だけカードを配られるのですが、これを見せ合い、数字が一番大きい人が勝ち

ただし、ゲーム中、場に「表にした札」が1枚置かれます。

見せ合いの際、数字が一番小さかった人に、この「表にした札」の数字を足して、最終的な勝敗を決めます

なお、見せ合いの前に、各プレイヤーは下の2つのどちらかを1回だけ行うことができます。

  • 「表にした札」をチェンジする
  • 手札を変える(変える前の手札は、表にして捨てる)

見せ合いの際には、今回のゲームは勝負しないという選択もできます。

カードは1~15までなので、「表にした札」・他のプレイヤーが捨てた手札・自分の手札から、相手のカードを予想して勝負するかどうかを決めるわけですね。

勝負することを選んだプレイヤーで見せ合いをし、先程の「表にした札」の数字を考慮したうえで、数字が一番大きい人が勝ち。

以降、これを繰り返していきます(1ゲーム3分くらい)。

とてもシンプルですが、心理戦の要素もあり、それなりに斬新で面白いです。

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「小早川」の由来

ざっくり「小早川」のゲーム内容を説明しましたが、このゲームでは上で書いた「表にした札」のことを「小早川」と呼びます。

この「小早川」という呼称ですが、どうやら1600年の関ケ原の戦いにおいて石田三成率いる西軍を土壇場で裏切り、東軍の勝利を決定づけた小早川秀秋に由来しているようです。

小早川秀秋は、豊臣秀吉の奥さん「ねね」の甥だったため、秀吉の親族でした。

関ケ原での東軍の勝利により、豊臣家は大きく勢力を失い、後に滅亡へと至ってしまうため、小早川秀秋の裏切りは歴史を大きく変えた裏切りだったと言われています。

だが、ちょっと待てよ。

関ケ原の戦いにおける小早川秀秋は、このゲームの「小早川」のように、「一番小さい数字一番弱いもの」に味方したわけではありません。

東軍の総大将・徳川家康の力量、自分が裏切ることによる東軍勝利の可能性、 戦後に自分が得られるメリットなど、色々と思案の上で、最終的に東軍への加勢を決断したのでしょう。

なので、このゲームの「小早川」は、この小早川秀秋とは違う気がしてなりません

恐らく、この「小早川」は、1983年ドラフト2位で広島カープに入団、「赤ヘルの若大将」としてカープの一時代を築き、1996年のオフに戦力外通告されるも現役にこだわりヤクルトスワローズに移籍し、野村再生工場で奮起、そして1997年の開幕戦、それまで3年連続の開幕戦完封勝利を挙げていた巨人のエース・斎藤雅樹から3打席連続本塁打を放つという離れ業を達成清原和博氏らを獲得して反則打線を組む金満・長嶋巨人開幕戦黒星を付け、見事に選手としての有終の美を飾った元プロ野球選手・小早川毅彦氏なのではないでしょうか。

小早川毅彦氏の1997年開幕戦の3打席連続本塁打の試合動画はこちら。

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なんだかよく分からない内容の投稿になってしまいましたが、スキマ時間にサクっとプレイできるゲームとしてオススメです。

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