関西で育つと、高確率で阪神タイガースのファンになります。
たとえ親が阪神ファンでなくとも、人生の早い段階で熱狂的な阪神ファンに遭遇し、気づくと洗脳されています。
私の小学校では、担任の先生がクラス丸ごと甲子園に連れて行っていました。
新聞のスポーツ欄は、もちろん阪神メイン。スポーツ新聞は、他球団が優勝を決めた翌日ですら「新庄、捻挫!!」がトップ記事だったり。
また、トップ画像のような、店内にグッズ売り場があるタイガースローソンなど、関東ではおよそありえない施設も存在します。
そんな環境で育った関西育ちの阪神ファンが、関東に出てきて困るのが、テレビで阪神戦の中継がほとんどやっていないこと。
関東で阪神戦を見るには
関西では、サンテレビという阪神の試合を延々と中継するローカルテレビ局があり、試合がない日ですら過去の試合を流してくれたりします。
それに比べて、この関東における阪神枯渇状態は、熱心な阪神ファンとっては死活問題です。
禁断症状に陥った阪神ファンは、遅かれ早かれ、もうカネを払って中継を見るしかないという結論に至るわけですが、その際の選択肢は3つくらいあります。
スカパー「プロ野球セット」
まず、衛星放送のスカパー。
チャンネル毎に契約することができますが、「プロ野球セット」に申し込むと、もれなくプロ野球全試合がカバーされます。
ただ、値段は毎月3,685円(税込4,054円)であり、やや良いお値段です。
申し込み月は無料のようですが、シーズンは7~8か月くらいあるので、3万円近くになってしまいますよね。
値段的には、以下のネット配信(虎テレ・DAZN)の方が安いです。
虎テレ
虎テレは、見たい試合だけ単体で視聴するのにピッタリです。パソコン・スマホ・タブレットに対応しています。
1試合200円・月額600円なので、3試合以上見るなら月額にした方がお得です(アプリで登録すると、1試合240円・月額680円)。
ただし、虎テレは、球団の公式動画配信サービスなので、基本的に阪神の主催試合しか見られません(一部、他球団主催試合も見られるようですが)。
DAZN
そこで、一番オススメなのがDAZN。
まず、虎テレと違って、ほとんどの公式戦を見ることができます。
サッカー初め、野球以外の各種スポーツも見ることができます(まあ、野球以外は全く見ませんが)。
料金は、税込で月額1,925円、トライアルで1ヵ月は無料。年間契約なら19,250円と2か月分お得になります。
DAZNのカバー範囲とメリット・デメリット
DAZNのカバー範囲
DAZNがカバーするプロ野球の試合は以下の通りです。
- 広島の主催試合、中日主催の巨人戦の一部を除く、全ての公式戦。
- 練習試合、オープン戦、クライマックスシリーズ(オールスター・日本シリーズは視聴できない)。
オールスターや日本シリーズは地上波で放送があるでしょうから、阪神ファンにとって困るのは広島主催の阪神vs広島の試合が見られないことのみです。
公式戦143試合のうち、交流戦が18試合なので、残り125試合をセリーグ5球団と行うため、見られない試合は25試合ですかね。
どうしても見たい場合、虎テレを併用すれば200円×25試合で5,000円なので、何れにせよスカパーのプロ野球セットより安くつきます。
DAZNのメリット
DAZNはネット配信のため、パソコン・タブレット・スマホで、いつでもどこでも見ることができます。
Wifi環境であれば、カフェなどで視聴することもできます(Wifi環境でなければ恐ろしい勢いでパケットを消費するので、止めた方が無難)。
大画面で見たい方は、インターネット機能が使えるテレビ(スマートテレビ)で使用すると、テレビ視聴と変わらない感じで楽しめます。
※下のケーブルなどを使えば、各種デバイスからテレビに出力可能
また、DAZNのライブ配信は、映像が録画されながら放送されるので、見逃したシーンは巻き戻して視聴することができます。
これは非常に便利で、例えば期待のルーキー・佐藤輝の打席にもかかわらず、便意を催してしまった場合、一時停止しておくことができます。攻守交替の場面を早送りできるのもメリットですよね。
他にも、視聴を始めた時点で、試合が5回裏まで進んでしまっていても、最初から録画を再生すれば、1回表からじっくり試合を見ることができます。
ただ、その場合、DAZNにアクセスした瞬間に5回裏の映像が流れるため、展開を知りたくないときは、 画面をみないよう目をつむりながら巻き戻しましょう。
DAZNのデメリット
そんなDAZNですが、実は阪神ファンにとっては難点が一つあります。
DAZNはなぜか、阪神主催の公式戦のライブ配信のみ、5分程度のディレイ(遅延)配信です。同じく遅延配信である、虎テレとの権利関係なのでしょうか。
例えば、関西でサンテレビを見ている友人とLINEをしながら試合を見ていると、向こうが数分後の未来を知っていることがあります。
その打席のロサリオ、これから外スラで空振り三振するよ、とか予言されてしまいます。
この点をDAZNが早く改善してくれることを切に願っています。
今回は、関東在住のいち阪神ファンとして、DAZNを契約するに至った検討過程をご紹介させて頂きました。
1か月間は無料でお試し可能なので、興味を持った方は是非とも導入してみて下さい。