銀座にある、銀之塔という老舗シチュー屋に行ってきました。
昭和30年の開店以来、シチューとグラタンのみを提供し続けているお店だそうです。
場所はこちら。最寄り駅は東銀座です。
歌舞伎座のすぐ近くであり、市川海老蔵さんなど役者さんもよく来られるそうです。
蔵を改造した建物らしく、外観も内部も雰囲気があります。1階が30席、2階が12席、3階が40席。
1階は、座敷のエリアと、テーブルのエリアに分かれています。
なお、かつて別館が近くにあったそうですが、2018年に閉店したそうです。
東銀座にはエルベというシチュー屋もありますが、こちらは銀之塔で修業したシェフが開いたお店とのこと。
「銀之塔」メニュー
「銀之塔」の営業時間は11時半~21時ですが、メニューは昼夜ともに共通だそうです。
シチューは、①ミックス、②ビーフ、③野菜、④タンの4種類。小鉢2品・お漬物・ご飯が付きます。
値段は①~③が2,650円で、④のみ3,650円です(税込)。タンだけ値が張りますね。
なお、①ミックスは、ビーフとタンの両方が入っているという意味です。ビーフとタン、両方とも味わいたい人にはオススメですね。
プレミアム牛タンシチュー。希少な牛タンを1週間煮込みます。そのうまさは絶品。湯煎対応です!
一方、グラタンは1,930円(税込)。シチュー同様、小鉢2品・お漬物・ご飯が付きます。
なお、グラタンをおかずにご飯を食べるというのは、お好み焼きをおかずにご飯を食べるのと似ている気がしますが、気のせいでしょうか。
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なお、上記に加えて、シチューと小さいグラタンが付いてくるミニセットというメニューがあります。
3,870円(税込)と少し値が張りますが、シチューとグラタンの両方を一度に味わうにはぴったりですね。
ミニセット
結局、シチューはミックス(ビーフ&タン)にした上で、ミニセットを注文。
まず、グラタンが運ばれてきました。
ホワイトソースに、具はエビ・シイタケのみ。マカロニは入っていません。
たっぷりとふりかけられたパルメザンチーズが焼けて香ばしく、チーズ好きにはたまりません。
かつてグラタンは貝殻を器にして作られていたそうで、その頃の呼び方であるコキール(コキーユ)とも言うそうです(by 店員さん)。
次に、シチューが運ばれてきました。
写真では分かりにくいですが、沸騰してグツグツ言っています。
れんげ(?)ですくい、一口食べてみると・・・あッ、あ、熱い!!!
しかし、肉の旨味が溶け出して、なんともいえず美味しいです。
シチューをハフハフ言いながら食べつつ、ガツガツご飯を食べていきます。
ビーフとタンがゴロっと入っているほか、円筒状のジャガイモとニンジンが入っていました。
ジャガイモは見た目から、一瞬トッポギかと勘違いしましたが。
このシチュー、土鍋の保温性が優れているせいか、ぜんぜん冷めません。
食べ終わる頃には汗だくになっていました。
一方、前日までの予約特典(?)として、食後にシャーベットが付いてきました。
シチューで熱くなった口内を、さっとクールダウン。
ごちそうさまでした!
なお、各種シチューは、お持ち帰りもできるようです。
おわりに
ちなみに、このお店、2匹のアヒルがロゴになっています。
どういう由来なのか、店員さんに聞いてみました。
なんでも、フランスに「トゥール ダルジャン」という老舗の高級レストランがあり、これを日本語にすると「銀の塔」という意味だとか。
なるほど、店名はそういう由来なのか。
で、その「トゥール ダルジャン」が、カモ料理の名店だそうです。
・・・このロゴは、アヒルじゃなくてカモだったんですね。
なお、「トゥール ダルジャン」は、東京にも支店があるようです。
[ハンサ][3601]マガモhansa mallard duck はんさ ダック
寒い冬に体を温めるのにぴったりの、「銀之塔」のシチュー。
歌舞伎座に行きがてらにでも、是非ともお試しください。