MINMI「四季ノ唄」日本語版 vs. 英語版

2019年7月、シンガーソングライターのMINMIさんが、「四季ノ唄」の英語版をリリースしました。

MINMIさんは、2019年からロサンゼルスで活動されており、米国のレーベルからオリジナル曲として発売されたようです。

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「四季ノ唄」とは

この「四季ノ唄」ですが、もともとリリースされたのは2004年。

どこか懐かしい和風のメロディでありながら、リズミカルな言葉遊びで洋楽っぽくもあるという、とても印象的な曲です。

こちらで聴くことができます。

※なお、「四季の歌」で検索すると、全く別の芹洋子さんの曲が出てきます♪春を愛するヒトはぁ~、こ~ころ清きヒト~♪というアレですね)。

印象的なのはサビの部分。「四季ノ唄」というタイトル通り、春・夏・秋・冬についてそれぞれ歌われていますが・・・

  • 春を告げ 踊り出す山菜
  • 夏を見る宇治 野原唐草乾くわ
  • 秋の月 登った まん丸さ お祝い
  • 冬を過ぎ また月日を数える

まず、「踊りだす山菜」確実に「踊りだすSunshine」と言っていますし、「夏を見る宇治」「夏をMusic」と言っている気がします。

「野原唐草乾くわ」「登った まん丸さ お祝い」の部分は、歌詞を見るまで何と歌っているのか全く分かりませんでした

もともと英語のサビを作り、それに日本語をあてはめたのではないかとも言われているそうです。

では、2019年にリリースされた英語版は、サビの部分はどんな歌詞なのでしょうか。

英語版「四季ノ唄」

英語版はこちらで聴くことができます。

イントロから、元の日本語版とは、アレンジが大きく変わっていますね。

では、サビの部分の歌詞を見てみましょう。

  • Flowers start to dance Welcoming the spring time
  • The fields, endless The summer’s bringing on the sunshine
  • Dazzling moonlight Just wishing you were here this autumn night
  • Should winter arrive I’ll still be waiting for a sign

春・夏・秋・冬とも、2つずつフレーズがありますが、日本語訳すると大体こんな感じでしょうか。

  • 春を迎え、花たちは踊り始める
  • 夏がもたらす陽の光、果てなく広がる野原
  • 秋の夜、眩い月明かり、貴方が此処にいてくれれば
  • 冬が来ても、まだ萌しを待ちわびる

もう一度、日本語版のサビを見てみましょう。

  • 春を告げ 踊り出す山菜
  • 夏を見る宇治 野原唐草乾くわ
  • 秋の月 登った まん丸さ お祝い
  • 冬を過ぎ また月日を数える

山菜=sunshine」は、日本語版では春でしたが、英語版では夏に移動しています。踊りだすのは、山菜ではなく花たちになってしまいました。オシャレな曲なのに山菜が踊りだすあたりが斬新だったんですけどね

また、夏の「野原唐草」については、英語版にも「The field, endless」という同じような表現があります。なお「見る宇治=Music」はありません。

秋については、「月」というキーワードはそのままですが、英語版の方が少し寂しげな内容になっています。

冬は、「月日を数える」・「waiting for a sign」の対象が、「春」なのか「貴方」なのかは分かりませんが、メッセージとしては似ていますね。

Nujabesとの関係

なお、「四季ノ唄」のベースとなったのは、ヒップホップ系の音楽プロデューサー・Nujabes(ぬじゃべす)のBeat Laments the Worldという曲です。

「Nujabes」(ぬじゃべす)とは変わった名前ですが、本名の「瀬場潤(せばじゅん)」をローマ字にして、逆から読んだものだとか。この方は、残念ながら2010年に交通事故で他界されています。

「四季ノ唄」は、2000年代前半に人気を博したアニメ、「サムライチャンプルー」に使用された曲でした。

同作品の監督の意向で、Nujabes氏とMINMIさんとのコラボが実現、この「四季ノ唄」の誕生につながったそうです。

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おわりに

「サムライチャンプルー」は、時代劇×ヒップホップという斬新な作風、かつハードボイルド・テイストの作品であったため、サムライ好きな外国人にも大いにウケて、この「四季ノ唄」も海外で有名になりました。

色んなアレンジや演奏が、YouTubeにアップされています。

当初の2004年のリリースから15年あまりが経過していますが、今回の英語版リリースをきっかけに、この歌を聴く人がまた増えたらいいなあと思う今日この頃でした。

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