六本木に、六本木金魚というナイトショー付きのレストランがあります。
六本木という場所、お店の外見、そしてショーにニューハーフの方が出演されるということで、一般向けではない場所なのかと思われるかも知れませんが、至って健全なレストラン&ショーです。
はとバスのツアーにも組み込まれていますし、親に連れられてお子さんも見に来ています。
場所は、六本木交差点のすぐ近く、ドンキホーテの裏くらいです。
六本木金魚のシステム
それでは、六本木金魚のシステムを簡単にご紹介します。
まず予約ですが、公式ホームページから、当日~3か月後までの予約を取ることができます(定休日は月曜日)。
※ 当日は15時までネット予約可能、それ以降は電話受付
ショーは1日2公演で、約50分。1回目か2回目か、どちらかの公演の席を予約することになります。
- 1回目の公演:18時から入場OK、19時半からショー開始
- 2回目の公演:21時から入場OK、22時半からショー開始
入場後、ショー開始までは、料理やお酒を楽しむことができます(24時閉店)。
その間、ダンサー達が席にやってきてくれることも。
料金は、ショーチャージ(4,000円)に加えて、1フード&1ドリンクの注文が必要ですが、飲み放題などが付いたお得なコースも用意されています。
- オードブルコース(6,000円)
- 金魚お重コース(6,500円)
- ディナープレートコース(6,500円)
- 金魚プラチナコース(9,000円)
- ファーストクラス(14,000円)
- その他(詳細はホームページ)
場内の最大収容人数は170人。座席指定はできませんが、ファーストクラス(14,000円)を予約すると特別席が用意されるそうです。
なお、場内は禁煙(お店入口すぐのところに喫煙スペースあり)。
ショーについて
六本木金魚のショーのコンセプトは「NEO歌舞伎」であり。ニューハーフは女形とのことです。
2019年が開業25周年につき、2019年7月から「TOWA~A New Translation of Roppongi Kingyo~」という25周年記念プログラムが上演されています。
※ 受付では25周年記念パンフレットも販売されています
25周年プログラムの内容
スクリーンを使った『序曲~Regression~』というオープニングのあと、獅子たちが新たな時代の幕開けに咆哮するという最初のナンバー、『roar』が始まりました。
写真のように歌舞伎の衣装で踊ったあと、ダンサーさんが突然衣装を脱ぎ捨て、セクシーな恰好になってびっくり。
次の『absinthe』は、「エアリアルティッシュと光の共演」とのこと。
エアリアルティッシュは天井に吊るした布を使った演技のことだそうです。鼻セレブか何かかと思いました。
続く『Ropponngi Story』というナンバーでは、バブル期のディスコっぽく、ダンサーがミラーボールの下でジュリアナ(?)を踊っていました。
なお「ジュリアナ扇子」(ジュリ扇)は、令和の現在ではネットで買うことができます。
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ガラッと雰囲気が変わって、『Xinobi』(しのび)という時代劇。
城から落ち延びた姫が、忍者達に命を狙われますが、ある忍者と姫が恋に落ちてしまう(?)みたいなストーリーだったと思います。
最後のシーンでは、舞台上に雨がザーッと降ってびっくり。
次は、プログラムのなかで唯一、政治的なメッセージが強い『花』。
喜納昌吉作曲の「花」に乗せて、戦時中の沖縄の悲哀などが表現されています。
続いては、25周年記念ということで、これまで六本木金魚で使用されてきた数々の楽曲をリミックスしたという『25th Anniversary mix』。
過去作品のメドレーなのか(?)、めまぐるしく場面が入れ替わり、なんともすごい勢いです
その後、『艶色エレジー』と、『reincarnation』というナンバーが続きました。reincarnationは輪廻転生という意味ですね。
なお途中、じいさんとばあさんが湯飲みを持って出てくる場面が数回ありましたが、ビートルズの「Come Together」に出てくるYou know meと湯飲みをかけているという謎のギャグでした。
フィナーレ後、ダンサーさんが勢ぞろいし、一人一人のメンバー紹介がありました。
終演後、何組かのグループが舞台上に呼ばれ、ダンサーさんとの記念撮影が行われました。
※ 記念日の人達のようで、お子さん2人が初来店したグループ、誕生日の人がいるグループ、就職が決まった人がいるグループなどでした
おわりに
以上、六本木金魚について、25周年プログラムの内容などを中心にご紹介させて頂きました。
運営は株式会社 エー・プロジェクトサービスという会社だそうですが、新宿・歌舞伎町に黒鳥の湖という姉妹店もあるようです。
ホームページはこちらですが、見た感じ、六本木金魚と似たコンセプトのようですね。
ブラックスワンの経営学 通説をくつがえした世界最優秀ケーススタディ [ 井上達彦 ]
こちらは未訪問なので、また機会があれば行ってみたいです。