安く英語を学習するには(スピーキング・リスニング)

スイスの会社が行った「EF英語能力指数」なる調査によると、日本人の英語力は、非英語圏の100カ国・地域の中で第53位だそうです(2019年)。

「下に47カ国・地域もいるのなら、まあマシなのでは?」とも言えなくもないかもしれませんが、一般的に日本人は英語が下手と言われています。

一つの原因としては、他の非英語圏の国では、高等教育を受けるためとか、良い職場で働くためとか、人生で英語を話す必要性に迫られますが、日本人は英語と真剣に向き合わずに生きることも可能だからと言われています。

ある意味、日本人が英語が下手なのは、日本語だけで全てが事足りるほど日本語ベースの文化・経済が発展していることの裏返しなのかもしれません。

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日本人が苦手な英語

・・・などと前向きに捉えてみましたが、日本でも、英語の試験があったり、仕事で使う場面にぶち込まれたりしますので、やはり英語を学ぶ重要性は高いと言わざるを得ません。

なお、日本人は、読み(リーディング)と書き(ライティング)は、それなりに得意だと思います。学校でそれなりに時間をかけてやりますよね。

苦手なのは、話す(スピーキング)と聞く(リスニング)ではないでしょうか。

この話す・聞くを学ぼうと思うと、社会人ならベルリッツGABAなどのスクールを検討すると思いますが、どちらも1レッスン(40分)5,000円~7,000円と、目玉がパグばりに飛び出る値段設定。

会社の補助などがあればいいですが、個人で行くにはややシンドイ

そこで、今回は、なるべく低コストでできるスピーキング・リスニング学習法についてご紹介したいと思います。

話す(スピーキング)

スピーキングに関しては、とにかく英語を口から出すしかないので、インターネット英会話が一番コスパがいいと思います。

聞いてくれるのは誰でもいいので、とにかく自分の口から英語を出す環境を作ればOKです。

代表格であるレアジョブでは、月6,000円弱で毎日25分話せますので、1回あたりのコストが非常に安く、掛け捨て感覚でレッスンに臨めます。



なお、私は日本人発音から脱却したくて、発音矯正教室なるものに通ったことがありますが、実際、仕事で使う程度なら日本人発音で全く問題ありません

海外では、様々な国籍の人が母国語なまりの英語を堂々と話しており、誰も気にしていません。

発音がキレイかどうかは、強いて言えば周りの日本人に「どうだい、俺の発音、外人っぽいだろう?」とマウントを取れるくらいな意味しかありません。

聞く(リスニング)

何だかんだで、これが一番難しいです。

結局、高校・大学を英語圏で過ごすとか、海外赴任して英語圏で仕事するなどに勝る学習方法はないと思います。

これはとにかくネイティブ英語を聞いて、耳を鳴らしましょう。

①世界へ発信!ニュースで英語術 – NHK

ラジオ番組ですが、短い英語ニュースでリスニングの練習ができます(ホームページはこちら)。

日本のニュースネタも多く、非常に取り組みやすいです。なお、昔は「ニュースで英会話」という名前だった気がします。

②スマートフォン用アプリ「TED」

これは、様々なトピックスの英語スピーチを無料で聞くことができます。

TEDは、Technology Entertainment Designの略で、世界的な講演会「TED Conference」を主催している米国の団体だそうです。

一つが15分以内くらいと丁度いいボリュームなので、通勤通学などスキマ時間にぴったりです。

基本的に動画ですが、音声のみダウンロードも可能で、さらにオフラインで聞くことができます

③YouTubeの英語吹き替えアニメ

よく、「リスニングの上達には洋画を見なさい」と言う人がいますが、映画は長いし、ストーリーを追うのが大変だし、個人的に効率的とは思えません。

オススメなのが、過去に見たことがある日本のアニメを、外人向けに吹き替えしているもの。YouTubeで探せばたくさんあります。

これなら、時間は30分程度で、ストーリーは知っているのでリスニングに集中できますし、なにより飽きづらいです。

探し方のコツとしては、「dubbed」という単語を入れて検索しましょう。権利関係は一体どうなっているかと思うような動画がザクザク出てきます。

④番外編(※半分ネタです)

外資に転職しやすい職種の方であれば、LinkedInなどに登録し、連絡してきた適当な外人のヘッドハンターと会って話をするという方法もあります。

転職話は「せやなあ。」などと適当にかわして、無料英会話をエンジョイしましょう。コーヒー代も出してくれます。

終わりに

英語力は、今後もずっと重要なのでしょうか。

個人的には、これだけネットが普及し、AIも急速に発展しつつあるなか、今後10年くらいで翻訳機の性能が現在とは比較にならないほど上がる気がしてなりません。

なお、翻訳機は、現時点ではポケトークなどが有名ですね。



今後もずっと、英語力が重要視され続けるかは分かりませんが、とりあえず現時点では、コツコツ学習を積み重ねていくしかありませんね。

日本の教育では、英語は国語などと同じカテゴリーに位置付けられていますが、むしろ音楽や図工などと同じカテゴリーにした方が、楽しく学べますし、実用性も上がるのでは・・・とも思ったり。

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